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Be-Chu' s Perspective

 

 

「ブログ」 と 「Facebook」の違い

少し話が複雑になりますので、わかりやすくするため に、ブログとFacebookを比べながら進めていきたいと思います。
突然ですが、ブログとFacebookの違いを考えてみたことはありますか?
違いと言っても「機能的な違い」ではなく、「ビジネスでの情報発信」における違いです。

 

まずは「情報の持続時間」という観点から見ると、Facebookは投稿された情報の持続時間が非常に短いということは、みなさんもご想像いただけるかと思います。

Facebookの自分の画面(タイムライン)に出てくるのはここ数日のもので、しかもある特定の方の過去の投稿を遡って見ることはほとんどありません。つまり、投稿して数日するとその情報の価値はほぼゼロになるということです。d(^_^) 

さらに、投稿したとしてもそもそもタイムラインにすら表示されないこともあります。
(タイムラインの設定を「ハイライト」→「最新情報」に変更すると、どれだけ沢山の情報が自分の画面に表示されていなかったか、ビックリすると思います…(^_^;)

 

一方、ブログは「情報の持続時間」という観点からするとどうでしょう…?
ブログは、投稿すると、記事が削除されない限りずっと持続します。さらに、Facebookはgoogleで検索しても過去の投稿を見ることはできませんが、ブログは検索によって過去の記事を取り出し、見てもらうことが出来ます。有益な記事は何年もその効力を持ち続けるというわけです。

 

簡単に言えば、ブログは情報の持続時間が長い / Facebookは持続時間が短いということ。
Facebookは、友達や「いいね」をしてくださっている方の画面に情報が直接表示されますし、「いいね」やコメントがもらえて楽しいですが、情報発信という点からすると、持続時間が短いので「投稿し続けないと届き続けない」という(負の)側面があるというわけです。

 

どんな人が見ているかを考えてみると…

 

次に、「誰が見ているのか」という観点で違いを考えみましょう。
Facebookは「友達・知り合い」が見てくれます。会社やお店の場合は「お客様」です。

その方々に、「今日の自分はこうだよ!」「素敵な情報を発見したよ!」と投稿して、「知っている者同士でコミュニケーションをする」のがFacebookという「場」です。

一方、ブログはもう少しオープンで、必ずしも知り合いだけに向けて情報を出しているわけではありませんし、コミュニケーションよりも「情報発信」という色合いが濃くなります。

このように、コミュニケーションが主体なのか、情報発信が主体なのかという大きな方向性の違いがあります。

ちなみに、ブログを考える際「誰が見ているのか」という観点で忘れてはいけないのは、「情報を探している人」「問題の解決策を探している人」です。皆さんも、何かを調べようとしてgoogleで検索をして情報を見つける経験されていますよね。ブログはここに関係するんです♪ d(^_^)
一方、コミュニケーション主体のFacebookの場合は「情報を探している人」という視点は成り立ちにくくなります。これは、Facebookが「情報を探す」(=知りたいことを検索して探す)ということがやりづらいからに他なりません。

 

余談ですが、企業の情報発信という観点で見た時、Facebookの「友人・知り合い」、ブログの「情報を探している人」の2つには、実は恐ろしい違いがあります。

前者は、情報発信者側の努力とは関係なく、突然消えてしまう可能性があるんです…(@_@;)。
Facebookは、皆がFacebookを利用し続けている限りにおいて情報を見てもらえるというメディアです。ですから、「もう私、毎日Facebook見るの疲れちゃった…」とアクセスしない人には、こちらがどんなに頑張っても情報は届かなくなってしまうのです…。

一方、後者は、探す情報の質が変わったとしても、情報を探す人がいなくなるわけではありません。

この違い、おわかりになりますか?

 

情報発信を「時間軸」で考えた人が、強い

ちょっと難しい話になってしまいましたが、要はFacebookは「情報の賞味期限が短く、コミュニケーションの場として利用される」メディア、ブログは「情報の賞味期限が長く、情報を探すに対応できる」メディアだということです。

この特性を生かして、どこにどんな情報を出した方がいいのかを考える…ということですね♪

 

ところで、ネットの活用を「時間軸」で考えてみたことありますか?

自社の情報をいかに多くの人に見ていただいて購入や問い合わせにつなげるか…という、その時その時の「広がり」については興味をお持ちになることはあっても、自社の情報が時間とともにどうなっていくのか…という、(中長期的な)「時間軸」で考えてみた方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか?

 

ビジネスにおける情報発信について考えてみると、最も理想的なのは、「時間とともに情報が広く伝わり、ブランド力が高まる」「情報が積み重なり、発信力が高まっていく」ということではないかと思います。発信した一つの情報から新規のお客様が1人来るとしたら、その情報が存続する限り新規のお客様が来続けてくれること、これが理想形です。

この理想形が積み重なったらどうでしょう。
情報発信を続ければ続けるほどパワーが増していくということです。そしてこれが最も重要なことですが、過去の情報発信が今日の新規のお客様につながっているということ。毎回、ゼロスタートではなく、0.1ポイントずつ積み重なっていくイメージですね♪

 

このような考えた時、ブログというメディアは、企業、特に中小企業の情報発信と非常に親和性が高いということ、ご理解いただけるのではないかと思います。d(^_^)

 

今回、便宜上「ブログ」という表現をしていますが、厳密には、連載のような「役立つ情報の積み重ね」であればいいので、必ずしも機能としてブログである必要はありません。
よく、ブログという機能を使えばいいのだと勘違いされたり、日記を書けばいいんですね♪とおっじゃる方がいらっしゃるのですが、そうではないです…

また、Facebookがダメなわけではあません。「人が集まるところに情報を出す」というのは、ビジネスにおける情報発信の大原則ですから。ポイントは、ビジネス形態に合わせて「質の違いをうまく利用する」ということです。

例えばビーチューの場合、今でも、数年前に掲載した情報を見た全国の方から多くのお問い合わせをいただきます。これは「賞味期限が長く、情報が蓄積される」ことを利用しながら、さらに数年後に見ても価値があるように(意図して)記事を作ってあるからです。

もちろん、全ての事業やサービスで全く同じことが出来るわけでありません。
が、「情報発信を時間軸で考える」という視点で考えることの重要性は何となくおわかりいただけたかと思います。

 

【補足】
「ブログで継続的に情報を発信する」というと、今風には「コンテンツマーケティング」という言葉で表現する方もいらっしゃると思います。

でもいわゆる「コンテンツマーケティング」として語られていることの多くは、

  1. 外部リンクに変わる新しいSEO対策
  2. いかに拡散するネタを作るか

の2点に集約されてしまうのがもったいない、かなぁ…。
そうじゃなくて、ポイントは情報発信を時間軸で考えるっていうことなんだと思っています。
(これはまたの機会に…)

 

【補足2】

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