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Be-Chu' s Perspective

 

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

2013年、ホームページをどのように活用していったらいいのか、というご質問をいただきました。無料のメールマガジンの方でもお送りさせていただきましたが、ブログの方でも簡単に紹介したいと思います。

 

2012年に起きていた重要なこと

 

まず、2012年に起きている大きな変化について、見ておく必要があります。

Webやインターネットの業界の人にとってはすでに当たり前の事実なのですが、このブログを読んでいらっしゃる方は必ずしもWeb業界に詳しい方ばかりではありませんので、改めてポイントをご紹介します。

 

2012年は、多くの方が Facebook という言葉を耳にしたことでしょう。「それ、うちもFacebookの波に乗り遅れるな!!」とばかりに、ネット上の情報も、書籍なども Facebook が中心でしたね。

 

そんな2012年の中で、ビーチューが特に取り上げたいのは、以下の2つです。
ともに、すでにほとんどの方が話題にすらしていない内容です。

特に、このブログをぜひ読んでいただきたい地方の経営者の方々は、恐らく、そもそもこのこと自体を知らないのではないかと思います。

 

●ソーシャルメディアにおける、Facebookの位置づけの変化

●Google のアルゴリズムの変更

 

 

 

ソーシャルメディアにおける、Facebook の位置づけの変化

 

●Facebookページの、タイムライン表示への切り替え

 

Facebook には個人用のページと、企業や団体用の「Facebookページ」という2つがあるのですが、後者の表示形式が変更されました。それまでは、「いいね!」を押してくれた人だけが見られるページを設置して、プレゼントや特典を配布するかわりにお客さんに「いいね!」を押してもらうというやり方ができたのですが、この切り替えによって、企業や団体も、個人と同じようにお客さんと濃密なコミュニケーションが必要な形式に変更になりました。

この表示形式の変更で、「Welcome ページにプレゼンを配置して「いいね!」をしてもらいましょう」と指導していたソーシャルメディア・コンサルタントの多くの方々が仕事を奪われたという噂もあります…(^_^;

 

この表示形式の変更の何が重要なのかと言いますと、今でも Facebook Facebook という声を耳にしますが、「明日はわからない…」ということを示しているからです。もしくは、Facebook はあくまでも、Facebook の手のひらの上でのゲームでしかない…ということです。一方的にサービスが中止されてしまえば終わりなのですから…。

 


●Facebookの位置づけの変化

 

もう少し別な視点で見ておきましょう。

まずは↓をご覧ください。

「mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年11月最新ニールセン調査」
http://media.looops.net/sekine/2012/12/27/neilsen-netview-201211

 

毎月公開され、丹念に紹介されているソーシャルメディアの利用状況です。
(携帯やスマートフォンではなく、PCに限定されているデータであることは頭の片隅に♪)
細かい内容は専門家にお任せして、皆さんは、Facebook の上昇と Mixi の下降にご注目いただきたいと思います。

Mixi と言えば、つい最近まで日本を代表するSNSとして、ネット業界からも経済界からも注目のサービスでした。国内の他サービスを寄せ付けない圧倒的な強さを持っていました。

 

どのくらい強かったかというと…↓をご覧になってください。

mixi, Twitter, Facebook 2011年1月最新ニールセン調査

先ほどの資料と比べていただければ、Mixi の下降と Facebook の上昇という非常に大きな変化をご覧いただけるかと思います。しかも!これはほんの1~2年の出来事なのです。

 

さらに、もう一つ、こんなデータを紹介しましょう。

日本のFacebookユーザーの増加が急停止! その理由を考える
http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=4873

 

日本の多くの会社では、Facebook!Facebook!と言って取り組みを強化しようとしているかと思いますが、この記事にあるように、すでに新しいフェーズが見え隠れしているのです。

 

さて、これらのことからポイントだけを簡単にまとめるとこういうことです。

  • ソーシャルメディアへの取り組みは重要。

    → コミュニケーションが変化しているのだから

  • でも今の Facebook がいつまでも使われるわけではなさそう…

    → 新しいフェーズが見え隠れしています
    → ちょうど数年、Mixi は国内で最強の SNS だったように…

  • 決して、Facebook だけに注力すればいいわけではない

 

つまり、「ほら!Facebookだ!」とばかりに、そこだけに注力していると、気づいたら足元をすくわれてしまう可能性があるということです。特に、地方では、東京に比べると Facebook への参入が遅い傾向にありますから、本気を出しそうと思ったら終わっていた…なんてことになる可能性も無きにしも非ず…。

※ちなみに、Facebookユーザーの圧倒的多くは東京を中心とする首都圏の方です。

 

逆に言えば、新しいトレンドの発生が予想されるわけですから、そこを一気について一攫千金を目指すという博打に出る方法もないわけではありませんが(笑)、私はあまりお勧めしません…(^_^;)。


 ではどうするか…。は後ほど。

 

 

Google のアルゴリズムの変更

 

もう一つの大きな変化は、Google のアルゴリズムの変更です。いわゆる SEO に関する変更ということですね。

何が大きく変わったのかというと、事実上、「SEO対策業者のサービスがリセットされた」ということです。

 

少し乱暴ではありますが、わかりやすくするためにこういう言い方をすると、これまでの SEO対策というのは、「外部からたくさんリンクをもらっているサイトほど上位に表示される」というものでした。たくさんのサイトがリンクを張ってくれるているということは、そのサイトは注目されている(重要な情報が掲載されている)というロジックですね。

ですから、多くのSEO対策会社は、成果報酬型と銘打って、自社で何百~何千ものサイトを保有してそこからお客さんのサイトにリンクをしてあげる…という形でサービスを提供していました。お金を払ってくれればリンクしてあげるよ♪ということですね。

 

しかし! Google がリンクの購入を禁止し、それをGoogle のアルゴリズムで見破ることができるようになりました。従来、外部リンクはプラスにこそなれ、マイナスに評価されることはなかったのですが、アルゴリズムの変更よってマイナスにも評価されるようになり、悪質な場合、検索結果に表示されなくなってしまう…ということにもありました。

 

考えてもみてください。
これまで、 自社サイトを検索の上位に表示させようと SEO対策会社にお金を支払っていたのに、ある時から検索結果に表示されなくなってしまった…という事態を。残念ながら悪質なSEO対策会社に依頼していた場合、本当にこのようなことが起きているようです。

しかも!じゃぁリンクを外してもらえばいいじゃないの♪と思うかもしれませんが、高額な金額が必要だったり、そもそも対応してくれなかったり…と、これはこれでトラブルが出ているようです…。

 

※ちなみに、私はお客さんに外部リンクの購入をお勧めしてきませんでしたので、私のところではこのような被害は起きていないのが幸いです…(^_^;)。

 

このような業界のテンヤワンヤはともかく、外部リンクの購入という形でSEO対策できていた時代は終わりました。

今はとにかく、本当にお客様が読んでためになり、自然とリンクの集まるような良質なコンテンツを積み重ねることが必要です。言ってみれば、小手先やアルゴリズムの抜け道を突くというような方法は、個人サイトならともかく、長期的なクオリティを保たないといけない企業サイトや会社ホームページには向かないということですね。

 

※見方を変えれば、今、日本国内のSEO対策のノウハウがリセットされてしまっているということです。
ですから海外の最新情報を調べて、いち早く国内に展開すれば、もしかしたら国内ナンバーワンになれる可能性もあるということですね♪ Web業界の方、どうでしょう!

 

※Facebook と google とのコミュニケーション上の違いについては、
 「ブログ、facebook、twitter の違いと使い分けポイント ~その1~」 & 「その2」をご覧ください。d(^_^)

 
 

2013年に大切なこと

 

「自社メディア」という言葉を考えたことはありますでしょうか?
自社メディアとは、発信する/しない、発信の内容を自らがコントロールできるメディアだと考えてください。

かつて、多くの人に広く知ってもらうためには、新聞・テレビ・雑誌などに広告を出すしかありませでした。他社メディアの枠を購入して、掲載してもらう…という考え方です。

一方、自社サイトやブログなどは、発信する内容から、メディアを見る人を集める行為まで、「すべて自らの手でできる」自身のメディアなのです。

(まだ多くの方が誤解されていますが、ホームページやブログは、決して広告ではありません。)

 

2012年の大きな変化を踏まえて2013年に注力すべきこと、それは「自社メディア」の育成に他なりません

ソーシャルメディアは新しい動きを見せようとしていますし、その栄枯盛衰は非常に目まぐるしく変化します。ですから最新のものに注力するのではなく、自社メディアをしっかりと育成しながら、その上でソーシャルメデアを利用するということが大切です。ソーシャルメディアだけ…というのでは、企業経営という観点からするとあまりにも危うすぎるわけです。

※間違ってほしくないのは、Facebook や Twitter のことを考えなくていい…ということではありません。
「ソーシャル」という新しいコミュニケーション形態はとても重要ですし、地方の中小にとっても大きなメリットがあります。

 

また、Google のアルゴリズムの変化は、そもそも、自社メディアを育成することに目を向けさせるものです。安易にお金でリンクを購入するという手段はもはや使えない or リスクが高い…ということです。

 

ぜひ、「自社メディアを育てる」という大きな方向で、自社サイトやブログをどんどん育てていってほしいと思います。

※育てる細かいテクニックや、動画の利用や電子ブック、スマートフォンの活用など、あげれば色々ありますが、それはまたの機会に…。これらはあくまでも「テクニック」の話です。

 

 

さて、これまで、2012年のWeb業界の大きな変化と 2013年の方向性についてご紹介してきましたが、おそらく、多くの方はご存じなかったのではないかと思います。仮に話題として知っていたも、このことが持つ、自社のビジネス上の意味については、ほとんど考えてこられなかったのではないかと思います。

 

Web業界はとてつもないスピードで変化していきますが、大切なのは、その最先端をキャッチし続けることではありません。そうではなく、自身の会社のビジネスとの関係で、どのようにネットの活用をしていけばいいのかを、一歩引いたところから見ることが、ポイントですね! d(^_^)

 

そして最後に、地方にとって一番大切なこと。

それは、ほとんどの方が知らないということは、先にそこに注力すれば圧倒的な優位な位置になれる可能性が高いということ。これです♪


 

次回をおたのしみに!

 

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